ブログ|夜間・土曜診療|新宿三丁目えきちかクリニック|新宿三丁目駅 E6出口直結

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不妊症と鉄、銅、亜鉛、ビタミンDとの関係について

2019.04.23(火)

鉄不足、銅過剰、亜鉛不足、ビタミンD不足が不妊に関係あると言われています。銅と亜鉛は小腸で吸収されるときに競合するのですが、日本人の食事は銅の摂取が多く、亜鉛が吸収されにくく、銅過剰、亜鉛不足になる方が意外と多いと言われています。またビタミンDは20%未満が食事からの摂取で、残りは日光に当たることで体内で作られますが、外で日焼けも気にせず運動するなんてことが今の時代ありませんので、不足することもあります。

亜鉛は牡蠣や肉類、さんま、高野豆腐、納豆などに多く含まれますが、摂取が少なく、またアルコール多飲やインスタント食品の摂取が原因で吸収障害や消耗により不足になります。「だるい」「皮膚科で治療しても湿疹が治らない」「味覚障害や口の中の違和感」、 「脱毛」など亜鉛欠乏のことも多くあります。これらの症状は亜鉛の補充により改善します。またこういった症状は甲状腺機能低下症の可能性もあります。甲状腺については別の記事に詳しく説明したいと思います。 また甲状腺の病気の場合、とる食事にも注意事項があります。妊婦さんでなくても、男性であっても、亜鉛が気になる場合は採血で調べることをすすめます。

ビタミンDは、不妊だけでなく不育や妊娠高血圧や妊娠糖尿病にも関係があると言われています。

不妊治療を受けている方、妊活をしている方、銅・亜鉛・25OHビタミンDの採血は自費にはなりますが、当院でも受けられます。

採血料金は自費(税込)となっておりまして、

銅;1800円   亜鉛;2800円 25OHビタミンD;4500円 

  銅+亜鉛;4300円    銅+25OHビタミンD;6000円    亜鉛+25OHビタミンD;7000円      銅+亜鉛+25OHビタミンD;8500

となっております。

健康診断の結果

2019.04.08(月)

新しい年度が始まり、皆さまいかがお過ごしでしょうか?新入社員の方は、研修中でしょうか?新入社員の方も、教える立場の方も、慣れるまで気苦労も多いことでしょう。

健康診断もこの時期多くの会社が実施していますよね。結果はどうですか?毎年血圧など放置していませんか?

高血圧、高脂血症、糖尿病など毎年注意されるけど、病院にいったら一生お薬を飲まないといけなくなるのではないかと、少しやせたら、お昼のお弁当の選び方を変えてみようなど、何となくやり過ごしていませんか?運動や食事療法で経過観察していいのか、あるいは一時的にお薬の助けを借りながら運動や食事を続けていずれお薬をやめることを目標にするのか、もしくはお薬を内服して経過をみる必要があるのか、一度相談されたらいかがですか?生活習慣をお聞きして、お薬を飲むことの利点と副作用などを考えて、どうしたらいいのかご相談可能です。後回しにしても解決しませんよね。最近は、ジムでトレーナーさんに指導されて運動や食事を行う方も広く増えていますが、そうしたことで、我々も治療しやすくなります。他人に介入されることで、自分一人では変われなかったことが、変わることができるのではないかと思います。

体重を減らすのも、無理なくリバウンドしないように、運動しながら、食事量を減らしつつ、バランスよく食べることが必要です。糖質分解のαリポ酸や脂質分解のカルニチンの内服や注射、食べる量を減らすサノレックス内服なども併用される方もいらっしゃいます。患者様一人ひとりの基礎疾患や体調にあわせてご提案しますので、ご相談ください。

花粉症にも頑固な肩や腰痛などにもノイロトロピン注射

2019.02.19(火)

当院は保険診療でノイロトロピン皮下注射も行っております。鼻詰まりなど鼻の症状にはおすすめします。週に1-2回5週間続けて効果のある方は、3-6か月有効といわれています。ご希望の方はどうぞ。また、皮膚炎や湿疹、蕁麻疹のかゆみ、腰痛、首・肩の痛み、神経痛にも有効で長く使われてきた薬です。ご来院前に在庫があるかお電話でご相談ください。

またこちらは腰痛や首や肩の痛みが取れない方は、痛い部分にピンポイントで注射すると、効果がある方も多いものです。トリガーポイント注射と言います。そちらも可能ですので、頑固な痛みのある方もご相談ください。

花粉症か風邪かインフルエンザか

2019.02.07(木)

今週末は寒くなるそうですが、思ったより寒くない毎日で、暑がりな私は洗濯物を外に干すとき、涼しくて気持ちいいと思ってしまっています。

さて、今年も花粉症が始まっておりますが、もう対策されていますか?花粉症歴の長いベテランの方は、決まった内服薬や点鼻・点眼など準備されていることと思います。忙しくて病院に行けない方も、当院でも内服薬・点鼻薬・点眼薬もご希望のものを処方できますから、早めの対策をしましょう。

花粉症に慣れている方も、そうでない方も、鼻づまり、鼻水、痰、咽頭違和感、だるいなどあったとき、花粉症だとは思うけど、今夏はつらいなあ、今年の花粉症はきついのかなあと思うこともあるかもしれません。花粉症も、風邪も、インフルエンザも症状はよく似ていますし、花粉症も始まった上でのインフルエンザにかかることももちろんありますので、困ったら、ご相談ください。内科であれば、検査もできます。今年のインフルエンザは、予防接種を受けていない方も、あまり熱が出ない方が多いようです。微熱、咳と鼻づまりで、念のために受けた検査でインフルエンザだった方も多い印象です。インフルエンザであれば、家族や職場の方にうつさないように、対策が必要になります。いつもは市販薬ですませるけど、今回はつらいなあと思ったら、まだまだインフルエンザは流行していますから、受診してください。

また、インフルエンザはよくなったけど、鼻水がつづいている、目がかゆい、今まで花粉症になったことはないという方で、花粉症になっていた方もいます。その場合、時期が終わるまで花粉症の治療をされることがよろしいかと思います。

寒いから鼻水がでているのかなと思っていたら、鼻詰まりや鼻水がつづいたり、目がかゆいなどあったときは、花粉症かもしれません。採血でアレルゲンをしらべるのも一つですし、治療的診断でもいいと思います。花粉症の症状は、治療をすることで、とてもよくなり、仕事や勉強のパフォーマンスもあがります。また、口呼吸になると、風邪やインフルエンザにも感染しやすくなり、花粉症なんだか、風邪なんだかでこの時期、体調不調が続くことになります。花粉症かもと思われたら、一度ご相談ください。

にきびと漢方薬

2018.12.25(火)

まず、にきびとは何かというと毛穴にできた丘疹で、尋常性ざ瘡といいます。皮膚の角層が厚くなることで、毛穴の入り口が狭くなり、そこに皮脂がたまって白ニキビとなります。その皮脂の外側がほこりなどで黒くなって黒ニキビにもなります。たまった皮脂にアクネ菌などの菌が増えて炎症を起こすと赤ニキビとなり、痛み、化膿を起こします。赤ニキビは、大きく化膿したり、ニキビ跡になることもあります。

皮脂が増えるのは、ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが増加するためで、生理前など、ある期間だけニキビができたり悪化したりする人もいますが、こちらもホルモンの影響と考えられています。大人ニキビは、ストレスや寝不足などによって、ホルモンが影響をうけて、皮脂分泌が増加するためといわれています。

チョコレートやナッツなどでできやすいと昔から言われますが、どの食品もにきびになりやすいということは証明されていません。ですが、これを食べたらにきびにできやすいという方は、その食品は避けたほうがいいとは思います。精神的なものとホルモンバランスは密な関係を持っていますからね。

また、同じ皮脂量でもニキビができてしまう人もいれば、できない人もいるように、体質なども関係しています。また腸内細菌叢、排便習慣とも関係があります。

できたにきびを治すことも大事ですが、にきびを作りにくい体質を作ることが一番いいですよね。

にきびになりにくい体質を作るのに、漢方薬を患者様個々人に合わせておすすめすることもあります。にきびができる原因を探って、それを改善させるために、おなかの調子、生理不順の有無、脈拍、血行などを診察します。便秘や下痢などおなかの環境に異常があれば、整える漢方薬を、脈が遅かったり、冷え性などがあれば、血行を良くして温める漢方薬を、赤ニキビが化膿しやすい方は、免疫力をたかめる漢方薬をというように、それぞれの方に合わせて対応します。にきびに一見関係なく思える漢方薬ですが、体質が改善するために、そのような漢方薬を使用します。これらの治療を続けると、にきびを予防するとともに、便通、血行などもよくなっていきます。はじめは効果があまり感じられなくても、長期にわたって服用することが必要で、忘れずに根気よく飲み続けることが、ニキビの根本治療の最大の鍵となります。

また、にきびの炎症をとるために、その症状と、体力にあわせて処方します。荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)、桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)なども併用します。こちらはニキビに対する治療となります。

頑固なニキビで、ピーリングやレーザー治療はどうかなと思われる方には、通常の塗り薬、抗生剤とともに、漢方薬についてもご相談しますので、お気軽にお問い合わせください。

乾燥する時期になると、皮脂と水分のバランスが崩れて、また連日の忙しさで生活習慣も乱れて、肌荒れがおきる時期です。

自分の体を後回しにせず、お早めに向き合って、治療しましょうね。関係ない写真で恐縮ですが、おもしろ、ほっこり写真です。

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