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逆流性食道炎について

2018.12.08(土)

こんにちは。そろそろ忘年会や飲み会・お食事会の続く時期ですね。普段より、たくさん飲んで食べる機会が多いですよね。

胃腸の調子はいかがですか?胸やけ、胃もたれ、膨満感、げっぷなどに悩んでいないですか?のどのつっかえ感、違和感などはどうですか?

子供のころに井戸水を飲んだことない方の多くは、ピロリ菌感染がなく、胃・十二指腸潰瘍、癌などのリスクは低いのですが、胃酸が強く、逆流性食道炎のリスクが高いといわれています。

胃酸が強いことと、逆流しやすいという2つの要素で発生しますが、まずは胃酸が強いことからお話しします。

ストレスでも胃酸が強くなりますが、そんなときは、避けたほうがいいものがあります。脂っぽいもの、チョコレートなど甘いお菓子、かんきつ類、玄米や胚芽パンなどの消化に時間のかかるものです。

17時くらいまでは、消化もいいので、何を食べてもいいのですが、夕飯時に、果物をとるなら、リンゴやバナナがおすすめです。お菓子は3時のおやつといわれるように、3時までに食べましょう。また夕食は腹7分目にして、寝る3時間前までにすませましょう。

次に逆流しやすいことについてお話します。胃と食道のつなぎ目は、横隔膜という筋肉が逆流防止弁の役目を果たしています。基本的には横になっても、逆流しにくいのですが、横隔膜がゆるむと逆流しやすくなります。ゆるむ要因は、一つは太ることです。妊娠・出産を経験しても緩みやすくはなります。逆流性食道炎の方は、まず体重を落とすと、良くなることも多いのです。

腹圧が上がると逆流しますので、それも太ること、ベルトできつく締めること、力むこともよくありません。便秘で力まないためにも、便通について、考えてみてください。また、改善しないときは、ご相談ください。

つらいときは、枕を高くする、上半身の下にタオルケットを入れて高くすると、症状が気にならなくなったと言われます。試してみてください。

一般的なことばかり並べましたが、この時期、脂っぽいものをたくさん夜遅く食べてしまいがちですが、幹事の皆さん、メニューを考えてみてください!遅くなると、明日の仕事のためにも、すぐに寝てしまうと思います。そんな時には、上半身を高くして寝てみてください。

逆流性食道炎のために、のどの詰まった感じ、違和感が強い方も多いです。特に女性に多いですよね。ひどくなる前に、早めに治療したほうが早く治りますから、ご相談ください。漢方薬を含めた内服薬をご提案します。

では1日食べ過ぎたら、その次の3日で、体重をもとに戻してくださいね。